| 地球の赤道を延長した天の赤道と、太陽の通り道の黄道とがちょうど交差したところが黄経0度である。春分とは太陽がちょうど黄経0度、つまり春分点に到達したときである。
秋分と同じく、春分には日の出から日没までの昼と、日没から日の出までの夜の長さが等しくなる。また、太陽は真東から昇って、真西に沈む。
そこで昔は、この日を時正(じしょう)と呼んだ。この日を挟んで7日間が春のお彼岸である。そして、春秋のお彼岸の頃に社日(しゃにち)がある。
元来は古代中国において立春、立秋から5番目の戌(つちのえ)の日に、土地の神を祀ったもので、春を春社、秋を秋社と呼んだ。
日本では彼岸の中日に最も近い戌の日を選んで、土地の神社に詣でて春社には五穀の豊穣を祈願し、秋社には秋の収穫を感謝する。
この頃、各地の桜の開花が報じられ、花見は何日が良いかと桜前線の北上に気を奪われる。
一年の中で最も心の浮き立つ時期である。
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