■ HAND IN HANDとは

HINH

 HAND IN HANDは、アジアの子どもたちの秋の植樹祭です。2005年9月25日、愛・地球博の最終日にスタートしました。
 「植樹」というと、山や海外の砂漠地帯に行って、苗木を植えて帰ってくるという活動を思い浮かべる人が多いと思います。 HAND IN HANDの植樹は、あなたが住んでいる地域に、自分が植えたいと思った木を植えます。
 木は苗木を買うのもいいけれど、なるべく、知り合いの庭の木の枝をもらってさし木をしたり、種から苗木に育てたりしましょう。時間をかけて育てた木は、あなたにとって、とても大切な、特別な木になると思います。
植える場所を見つけるのは大変なことです。いい場所があっても、かならず持ち主や管理している人がいるので、わからなかったら調べてみましょう。社会の仕組みを知ることもできるし、人にお願いをする体験をするのもとても大事なことです。
 植え方も、自分で調べることもできるし、地域の植え木やさんや学校の先生や、近所のくわしい人に聞いてみましょう。まわりの大人の人たちは、こどもたちが一生けんめいやっていることならきっと応援してくれるはずです。

植えたら世話をし、育て、命を見つめます。
HAND IN HAND は1日でおしまいの植樹ではありません。

 一本の木の世話をしていると、虫をみつけたり、小鳥がきたり、花が咲いたり、実がなったりします。自然の変化を楽しみましょう。また、通りかかった人に、「ご苦労さま」「よく育ったね」って声をかけられるかもしれません。
女の子
このように、HAND IN HANDは、木を植えることが目的なのではなくて、木を植えることで、
人と木(自然)、人と人がなかよくなることをめざしている植樹なのです。





 ■ 木を植えなくてはいけないの?


ベランダや庭で、花を育てたり、野菜を育てたり、虫を育てたりしてもいいのです。
種は買ってきてもいいけれど、給食で食べた野菜の種をまいてもいいし、お隣の庭にさいている花のこぼれ種をもらうのもいいと思います。
2009年には5周年を記念して、「街路樹調査大作戦」がスタートしました。今、街路樹は電信柱と同じ感覚でとらえている子どもが多いそうです。身近にある街路樹の観察をすることで、街路樹の木々も森の木と同じように生きていること、虫や鳥もくることに気づいていくー。これもHAND IN HANDです。
HAND IN HANDは、ぜったい木を植えなくちゃいけないということはありません。みなさん自身で考えたHAND IN HANDを実行してもいいし、街路樹調査大作戦に参加してもいいのです。

「自分のそばにも、自然ってあるんだね」
「このクヌギは、ぼくの木なんだ!」

HAND IN HANDに参加したみなさんのいろんな声をお寄せください。
活動報告をお待ちしています。 HAND IN HANDのホームページに掲載します。

(※ NPO PTPLでも、駅ビル、アトレ目黒さんのご協力を得て、HAND IN HANDたたみ一畳農園を運営、子どもを中心に様々なグループが野菜などの植物を育て、農的生活を楽しんでいます!)

HINHHINH

 




 ■ HAND(ハンド) IN(イン) HAND(ハンド)の願い

 私たちは、HAND IN HANDの活動を通して、みなさんに、『自然』と友だちになってほしいとよびかけています。
一本の木(自然)の友だちをもった人は、一本の木(自然)を大切にする大人になる。そして、人や自然や地球とうまくつきあっていくためにはどうしたらいいだろうかと考えられる大人になってくれると思うからです。

 HAND IN HANDは、子どもたちが植えた小さな緑(友だち)の点がふえて、線になり、面になっていく景色にむかって、一歩一歩すすんでいく草の根活動です。
とんぼ