■ ぼくらの町に木を植えたよ!〜HANDINHANDプレイベント

2004・9・25、HANDINHANDプレイベント
「目白の森」に、セイヨウボダイジュを植えたよ。
こどもエコクラブ「シーズ」(東京都豊島区)

雨あがりの「目白の森」に、セイヨウボダイジュの苗木が1本、子どもたちの手で植えられました。まだ3才のほそーい苗木。お客さまからおいわいの言葉をいただいたあと、二期会のオペラ歌手、池田直樹さんが「ぼだいじゅ」を歌ってくださいました。子どもたちのために。そして、小さな木のために。みんなで、「地球にかえろう」も歌いました。原宿少年少女合唱団のみなさんも手話をつけていっしょに歌ってくれました。


土をほって、植えるじゅんび

大きな石をほりだしたよ。

カブスカウト隊が
じょうろに水をいれておきます

みんなでほった小さな穴に、みんなで作った腐葉土(ふようど)をいれて、苗木を植えました。土をかけて、水もたっぷりあげました。
カブスカウトのみなさん、八王子森林パトロール隊のみなさんも、手伝ってくれました。
いろんな人たちが集まって植えたセイヨウボダイジュ。子どもたちが、小さな緑を地球にプレゼントした日、です。

腐葉土もいれました。このあなが木の家になるんだね。腐葉土の中に、カブトムシの幼虫をみつけました。ミミズもいました。シーズのメンバーが、「自然は宝だ」「ミミズのいる土はいい土なんだよ」といいました。すごいね。みんなが作った腐葉土に、カブトムシが安心して卵を生んでくれたんだ。

式が始まりました。右がお客様。左が子どもたち。
高野之夫豊島区長:区の公園「目白の森」に木を植えるられるようにしてくださいました。
「今年の夏はとても暑かったですね。台風、異常気象・・地球はどうなってしまうのでしょう。みなさんは、緑を生かし、よい環境を作っていくことを続けておこなっていらっしゃる。すばらしいと思います。私たちも協力しなければいけないと思います」(高野区長)
東京目白ライオンズクラブ長野武夫会長(写真中央):区や町会の方たちとの 橋わたしをしてくださったり、いつも応援(おうえん)してくださいます。
「みなさんのようなしっかりしたあいさつ、お話のし方をきいたのは、75年生きてきてはじめてです。花を愛する人は心もやさしい人なのですね。みなさんは、りっぱな活動をしているのだから、応援(おうえん)しようと思っています」(長野会長)

目白駅の花木忍駅長:駅前に花だんを作らせてくれたり、ハンドインハンドのポスターもはってくださいました。きょうは、約束通り、制服(せいふく)できてくださいました。
「みなさんが作ってくれた花だんは大変好評(こうひょう)で、まちあわせをしている人たちもしっかり見ています。心がなごむ駅を作っていきたいです。この活動の輪がひろがっていくことを願っています」(花木駅長


ニノ宮富枝教育長:植樹祭に、参加してくださいました。
富士見台小学校 小須田修校長先生:シーズが昨年の秋から作った腐葉土(ふようど)の材料、落ち葉は、富士見台小学校からいただきました。今年もくださるそうです。

お話をきいているところ。手前のあなが、さっきほったあなです。
東海大学教授 坂田俊文先生(写真右。左はHinH実行委員会の朝倉勇さん):「地球講座」で地球、宇宙のことを話してくださいました。きょう もお仕事のスケジュールを調整して出席してくださいました。「緑地率(どのくらい緑でおおわれているかという割合)が1番高いのはフィンランド、ノルウェーで69%。日本は60%。アメリカは30%。イギリスは6%。産業革命で鉄がたくさん必要だったんですね。鉄1トン溶かすのに、森が1ha消えました。次の世代のきみたちが、緑をノルウェーに負けないよう1%でもいいからふやしてください」(坂田先生)
セイヨウボダイジュの苗木:3さいです。葉に農薬を使わずに育てたので、虫に葉をたべられたり、台風にうたれて葉が傷ついたりしました。そこで、園芸やさんが葉をおとしました。根がポットの中で小さくちぢこまっていたので、土に植えられ、これからのびのびと根をひろげて、大きくなるでしょう。
二期会 池田直樹さん:「ぼだいじゅ」の歌を、最初はドイツ語、そして日本語で、うたってくださいました。目白の森の木々や鳥が耳をすましてききいりました。小さなセイヨウボダイジュの苗木の木の肌(はだ)にじわっとしみたと思います
原宿少年少女合唱団:2日前に25周年記念コンサートを終えたばかりだというのに、8名のメンバーがかけつけてくれました。手話をつけて、いっしょに「地球にかえろう」を歌ってくれました。
カブスカウト隊副長 石綿靖子さんが指揮(しき)をして、みんなで歌いました。八王子森林パトロール隊も、すぐにおぼえていっしょに歌ってくれました。
いよいよ。木を植えます。高野区長と二ノ宮教育長が木に土をかけます。
花木駅長と長野ライオンズ会長も土をかけます。
八王子森林パトロール隊が土をならします。
カブスカウト隊が水をあげます。
たくさんの人たちが、植樹を見守りました。
さあ、木を植えました!おおきくなりますように。
目白の森の木たちと仲良くね。
子どもたちみんなで記念撮影。
まんなかにセイヨウボダイジュ。見える?

●セイヨウボダイジュの木って、どんな木?
ヨーロッパを原産とする落葉高木。耐寒性で、水はけよく、日当たりのよい肥沃な土壌を好みます。葉は小型のハート型。新芽は美しい黄緑いろ。光沢のある葉は夏は暗緑色になり、秋には黄色く色づき、年中楽しめます。数年後には芳香のあるクリーム色の花が咲き、ヨーロップでは薬効に優れたハーブティとして好まれます。

●みんなの感想
宮下俊将くん
じゅんびが大変だったけど、自分たちの木が植えられてよかったです。
吉田和樹くん(キャプテン)
ぶじに植樹(しょくじゅ)ができてよかったです。ボダイジュがぶじに育ってほしい。池田さんのプロの歌はちがうなと思いました。プロの声ってすごい。
加藤遊くん
きょうは、リハーサルから、緊張(きんちょう)してました。木がぶじに育っていってほしいです。
荒木正伸くん
楽しかったけど、つかれました。木を植えることは楽しい。大きくなるのが楽しみです。
中村将人くん
雨がふらないで成功(せいこう)してよかったです。池田さんの歌がすごくて感動しました。ぼくが生まれた時に、区から2本もらって家の庭にうえてあります。1本はキンモクセイです。
齊藤まどかさん
ぶじに植樹祭(しょくじゅさい)ができてよかったです。雨がふらないでよかった。木が台風とかで折れないでちゃんと育ってくれるといいと思います。
栗林花苗さん
みんなの手で、セイヨウボダイジュを植えられてよかったです。スクスク育ってほしいです。
竹内温くん
ぶじに植えられてよかったです。この町にぼくが住んでいたらのことだけど、60年、70年たって、大きくなったボダイジュを見られたらいいなと思います。


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