■ 落葉から腐葉土になるまで

                                                 こどもエコクラブ・シーズ  河野 遊

毎年、秋に豊島区立富士見台小学校の全校児童で学校周辺の落葉を一斉に掃除して、はき集めます。その集まった落葉はごみ収集用の袋に詰めておいてもらいます。大体90リットルの袋に10袋位の落葉を富士見台小学校で保存しておいてもらって、ぼく達の学校の休みの日に取りにいくようにしています。

もらってきた落葉は、豊島区立目白の森に在る、腐葉土用の落葉集積器の中へ、毎年、西武百貨店池袋店より提供、届けていただくコンポスト10リットルと混ぜて積み上げていきます。1ヵ月半位そのままにしておいて「天地返し」という上と下をひっくり返す作業をします。この時、もしも堆肥化していたら、応急処置で去年は一旦全部出して、少し日にあてて乾燥させてからもどしました。

1年目は途中で、堆肥みたいなスゴイ臭いがして大変だったけど見事に復活、植樹祭のときとてもいい森の臭いがして幼虫も太くて大きいのがいっぱいいました。

2年目の去年はお正月過ぎ、ちょうど天地返しの頃に雨降りの日が続いて、また堆肥みたいになり始めてあわてました。気候の影響とかもあったかもしれないですが、できあがった土は森の臭いがしませんでした。中には蟻が巣をつくっていて下の方は集積器の周囲に立っている木から根っこが伸びてきていました。だから集積器の下の方にまで根を張っていて切るのが大変でした。幼虫もいた事はいましたが、去年より少なくて大きさも小さい気がしました。

今年ももうすぐ、腐葉土作りにとりかかります。

カブトムシの幼虫を今年は、シーズメンバーの家、カブスカウト隊のメンバーの家、シーズメンバーの友達の兄弟が通う新宿区立西戸山小学校(1クラス)、落葉を提供してもらっている豊島区立富士見台小学校(4クラス)で飼育作戦に参加してもらいます。うまく育つといいなと思います。来年の夏が楽しみです。

豊島区役所が実施する区の小学生対象の環境学習講座において、僕たちが作った腐葉土を先輩が作った腐葉土としてご紹介していただきました。
写真手前のペットボトルに入っているのがその腐葉土です。
豊島区役所の環境学習講座についてはこちらからどうぞ!