■つっちーず(東京都中野区・文園児童館) つっちーず〜ミミズは土を作る名人!
「つっちーず、畑に大集合!」

「ミミズって、ぷにゅぷにゅしてかわいい」といいながら、手の平に数匹のみみずをのせてみせてくれるのは、むらおかひかるさん。「手の平にのせるとくすぐったいなあ」ですって。文園児童館には、近くの空き地をかりて畑を作っている「つっちーず」というクラブがあります。「つっちーず」は、「ミミズコンポスト」をとりいれて、いい土を作る工夫もしています。
このミミズたちはシマミミズ。
生ごみや紙を 堆肥(たいひ)にしてくれるのでミミズコンポストにぴったり。
体長6〜8cm。
知ってる?ミミズのチカラ
ミミズは土をたがやしてくれます。土をやわらかくしてくれるので、植物は養分を吸収しやすくなります。ミミズのふんは、栄養満点。ふつうの土の何倍もちっ素、カリ、りん酸がふくまれています。
ふだんは、コンポストにきちんとふたをしておきます。
お茶ガラがたくさんあるよ。ミミズのごはんです。

知ってる?ミミズコンポスト
ミミズを飼って、生ゴミを食べさせて、栄養のある土を作ることです。生ゴミをゴミ収集日に出すのではなく、土にかえて木や花を育てることができます。コンポストは「堆肥(たいひ)」という意味です。
職員の平井明子さん。子どもたちには、コンポストは栄養たっぷりの土を作る装置、と話しています。  
みんなの畑には、すでにミミズがたくさんいました。ところが、なぜかだんだん数がへってきてしまったのです。そこで、今かつやくしているのが、職員の平井明子さんが、前につとめていた児童館から持ってきた「ミミズコンポスト」。箱に入っているみみずたちを見て、はじめは、「きもちわるーい」と言う人たちもいたそうですが、今では、えさやりの世話もしています。
「甘い柿やプリンやゼリーがすきだよ。みかんはきらい。飲んだだあとのお茶の葉もあげるよ」と、はやしたかおみくん。「ミミズのふんが土の栄養になるんだよ」と、にしだひかりくん。いのうえあやのさんも「ミミズが土をきれいにしてくれるの」。みんな、ミミズの力を知っているんだね。
職員の都筑さおりさん「児童館としてつっちーずの活動に本格的にとりくみはじめてこの春で6年目に入ります。毎年5月から11月まで、毎週1回、午後3時45分から1時間ほど活動しています。雨でも、ネイチャーゲームをして遊びます。土おこし、雑草ぬきなどきつい仕事もありますが、子どもたちに自然に五感でふれて楽しんでほしいです。」

都筑さおりさんのコメントが見られます。
しそジュースも、ポップコーンも作ったよ!
「つっちーずの活動のなかで一番大変なのは?」ときくと、「草むしり!」。「楽しいのは?」ときいたら「自分たちで育てた野菜をとってたべるとき」という声がかえってきました。さつまいももおいしいし、畑に自然に生えた赤しそでジュースを作ったり、とうもろこしを育てて、実をとってポップコーンを作ったり…自分たちで育てた野菜を食べるなんて、すごいな。ちなみに、なかだしほみさんの楽しみは、「ミミズを見ること」だそうです。これからもミミズといっしょに、おいしい野菜、作ってね。

つっちーず出席カードです。出席するとけしゴムスタンプを押してくれます。
「つっちーず」は、「つ」ちがだいすき「ち」からをあわせて「ず」っとつづけよう!という意味があります。「っ」は、畑で面白いものを見つけよう!という意味でーす。

子供達の動画がみられます。