4月14日(金)、環境省で環境事務次官というお仕事をしている炭谷茂さんが、品川小学校を訪問しました。炭谷さんは、今村校長先生と、品川小学校の緑化隊がつくった新馬場駅前の花壇を見にいきました。

子どもたちが庭をデザインしたと聞いて、「ああ、そうか。これは、くじらの形なんだね。なるほど」と感心していました。また、校舎の屋上の緑化スペースでは、クローバーがまるでふわふわのじゅうたんのように生い茂っているようすにおどろかれていました。

校舎裏の「さわやかグリーンロード」では、今ではめずらしい‘ウラシマソウ’や、昨年ハンドインハンドディに植えたクヌギの苗木などを見ました。こどもたちが自然に親しめる場をつくろうと、地域のおとなたちが力を合わせて整備した「さわやかグリーンロード」。その中心になって活躍した、品小校友会の溝口晴三さんからは、「石垣をのこしながら道を作っていくのが大変でした」と苦労のエピソードもうかがうことができました。

また、きょうは、緑化隊が「たねまき」をするということで、その様子も見ることができました。子どもたちは、牛乳パックに土をいれ、「百日草」、「マリーゴールド」、「ペチュニア」などの種をまいていました。育ったら、緑化隊の駅前花壇に植えられることでしょう。

あっというまの2時間でした。

炭谷さんは、緑化隊の活動はもちろん、品川小学校の教育にとても興味をもたれたようです。土と草の香りといっしょに、環境省にもどられました。

是非、これまでの品川小学校の活動の経緯もご覧ください。


京浜急行 新馬場駅前花壇。お花がいっぱい。もんしろちょうもとんでました。 4年生の教室で。種まき中! 朝倉勇PTPL編集長(右)
校舎屋上。四葉のクローバーもいっぱいありそう。 「さわやかグリーンロード」にはいろんな植物がいっぱい。
ウラシマソウ:漢字で書けば浦島草、昔話の浦島太郎にちなんで付けられた名前。50cm以上ある長い釣り糸のようなものが花から突き出して垂れ下がっている、その様子を浦島太郎に見立てたのがウラシマソウの名前の由来です。珍しい植物だそうです。 牛乳パックにまいたたねの上にぬれ新聞紙をおいてあるのは、水をあげなくてもだいじょうぶなように。先輩からおしえてもらったそうです。