ハーブを知っていますか?
ラベンダー、ミントなど、香りの良い植物や、体に良い植物のことをハーブといいます。
香水、せっけん、お菓子、薬などには、ハーブの花や葉からとり出した、香りの成分が使われています。香りの成分は、お菓子を食べたり薬を飲むと体の中に入って、いろいろな作用をします。
それとは別に、香りの成分は、鼻の中に入って、匂いとして感じられます。
匂いは、人の気持ちを動かします。気持ちがいい、楽しくなる、すっきりする、いやな気持ちになる、くさくて腹が立つ、などいろいろな気持ちになりますね。

さて、気分が落ち着く香りを出す植物があるのを知っていますか。
写真の植物は、レモンバームといいます。
ホームセンターの園芸売り場で見ることができます。これを見つけたら、葉の裏を軽くこすってみてごらんなさい。なんと! レモンの香りがするではないですか。
この香りには、気持ちを落ち着かせるという効果があります。
この葉っぱを1枚、ティッシュにはさんでポケットに入れておくといいですよ。
みんなの前で何か発表しなければならないとき、テストの前にドキドキしたときなど、そっと葉を擦って、香りをかぐと気持ちが落ち着きます。
怒りっぽいお母さんにも、1枚あげたいですよね。


いろいろな地域のハーブガーデンの農場長を10年間つとめました。
今は、老人ホームなどで、ハーブの栽培(さいばい)や利用を教(おし)えています。
千葉、茨城、熱海のハーブガーデンの設計(せっけい)をして、作ったり、ショップも運営(うんえい)したりしました。
あたたかな千葉、冬が厳(きび)しい茨城、海のそばの熱海など、ハーブはそれぞれの場所に適した種類があることがわかりました。ハーブガーデンで売る製品(ゼリー、羊かん、カステラ)なども作ってきました。

児玉さんは、園芸療法(えんげいりょうほう)の本を作っています。
ホームページはこちらです。http://members.jcom.home.ne.jp/y.ko/