勉強が大すきで、とくに教科書を読むのが好きな人は、いますか?教科書を開くとすぐねむくなる人は、いますか?
「とくに教科書を読むのが好き」といった君は、日本中でなん人もいない変わり者です。
わたしは、60年間も生きてきましたが、はじめて会いました。「ねむくなる」といった君、あなたは正直者で、すなおで、いい人ですが、困ったものです。

ハーブの香りのなかには、<頭をキリッとさせるもの>がいくつかあります。それを紹介(しょうかい)しますから、そのハーブを教科書の間にはさんでおいてください。

◆「いつもではないけど、今日はねむい」という人は、‘ペパーミント’がいいです。あっというまに、頭がすっきりします。

◆「いつもよりおそい時間まで勉強しなければならないので、ねむくなるのが心配(しんぱい)」という人には、‘バジル’がおすすめです。真夜中のトラックの運転手さんもねむくなるとバジルのにおいをかいでいます。

◆ 「勉強がすきじゃないからねむくなる」という正直者の君には、‘ローズマリー’がおすすめです。ヨーロッパでは、大昔から受験生(じゅけんせい)は勉強のときに、ポケットにローズマリーの枝をさしていていたそうです。ローズマリーの香りは、頭の働きを良くして、ボケを防(ふせ)ぐともいわれています。お年寄りの方がいたらプレゼントしてあげてください。喜ばれるか、おこられるか・・どちらかです。


いろいろな地域のハーブガーデンの農場長を10年間つとめました。
今は、老人ホームなどで、ハーブの栽培(さいばい)や利用を教(おし)えています。
千葉、茨城、熱海のハーブガーデンの設計(せっけい)をして、作ったり、ショップも運営(うんえい)したりしました。
あたたかな千葉、冬が厳(きび)しい茨城、海のそばの熱海など、ハーブはそれぞれの場所に適した種類があることがわかりました。ハーブガーデンで売る製品(ゼリー、羊かん、カステラ)なども作ってきました。

児玉さんは、園芸療法(えんげいりょうほう)の本を作っています。
ホームページはこちらです。http://members.jcom.home.ne.jp/y.ko/