▼腐葉土についての質問
▼土・石・砂についての質問

▼地球についての質問

 


 

- 腐葉土についての質問 -

7. 目白の森に、ストックしてある落ち葉の量が90リットル入りのごみ袋2個分に、30リットルのガラ袋に7個分で総量は300リットルくらいです。木枠の容積が500リットルくらいなので、少ないと思います。あと、150リットルぶんの落ち葉があるのですが、雨のなか、野積みされていた分なので、黒く変色していて、水分もかなりふくんでいます。これは利用できるのでしょうか。(竹内温の母)

腐葉土は、枯れ葉を積み上げた後、大量の水を使います。したがって、普通の水や雨に濡れた木の葉は十分使えます。木枠が500リットルとすると木の葉は少なくともその倍は必要かもしれません。ただ、木枠の大きさに合わせなくても、腐葉土をつくることは可能です。つまり、300リットルでも可能ということで
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


6. 今度、みんなで腐葉土をつくります。公園で気枠をくんで場所をつくります。区の公園緑地課の人に、景観を大事にといわれ今相談しています。それで、木枠を用意するとき、しっかりとした板がよいか?穴明きの方がよいか?意見がわかれています。どうしたら腐葉土になりますか。(宮下俊将・小六、吉田和樹・小六)


腐葉土は、木の葉を積み上げた後、多くの空気は必要(通気性がよい方が良い)となります。したがって、穴あきがよいでしょう。私たちが腐葉土をつくる時は丸太を使います。
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


5. 家で生協のパンフをみていたら、コンポストを作るときに使ったらいいという、EMというのがあるとかいてありました。EMとはなんですか。(宮下俊将・小六、吉田和樹・小六)

土壌微生物の一種で、残飯などの腐植を促進するものです。今回の腐葉土作りには必要ありません。
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


4. 落ち葉のほかに、米ぬかとか油かすがいると本で読んだのですが、両方用意したほうがいいですか。そのほかに用意しておくといいものがあったら教えてください。(竹内温・小六)


こどもの頃は米ぬかを入れました。でも、油かすなどはかなり強烈な臭いが出ますので、公園利用者にイヤな影響を与えることも考えますので、今回は使用しない方向で考えています。水が必要になりますので、入れ物が必要です。
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


3. 木枠の内側に防腐剤のようなものをぬったほうがいいですか。木だとくさりやすいかんじがします。(竹内温・小六)

木枠は、丸太などで可能な限り通気性の良いことが、早く腐葉土になる条件です。また、木枠に防腐剤などを塗りますと腐葉土になる微生物なども殺してしまいますので、自然のままがベターです。
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


2. ぼくの学校の校庭の桜の葉をつかうのですが、桜はすぐ腐葉土になりますか。いちょうはどうですか。(竹内温・小六)


桜の葉は、およそ4ヶ月から5ヶ月で腐葉土になります。イチョウの葉やスギ・ヒノキなどの葉は、1年以上かかっても腐葉土にはなりません。
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


1. 木枠の大きさが1mの正方形で、高さが80センチくらいですが、落ち葉はその何倍分あればいいですか。(竹内温・小六)

落ち葉は、おおむね木枠の倍ぐらいが適当です。40日くらいで天地返し(落ち葉の上部と下部を入れ替えること)を行ないますので、木枠は二つあると便利ですが、ない場合はそれでもかまいません。
(東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科 宮林茂幸)


▲上へ戻る

- 土・石・砂についての質問 -

4. 山で貝の化石がでるのは、なぜですか?(落合泉・小五)

山に貝の化石があるのは、かつてはその場所が川や海だったということなのです。地球の中にひろがっている溶けたマグマが活動して火山噴火や地震などを起こします。その結果、山や海や島山の頂上などにある貝はこうして持ち上げられたものです。
(地球科学技術総合推進機構  坂田俊文先生)


3. 土と砂のさかいって、なにかきまりがあるんですか?(雨宮拓人・小四)

砂は石の小さい粒です。土は木の根や草葉が分解してその他いろいろなものが混ざっています。もちろん砂も混ざっています。
(地球科学技術総合推進機構  坂田俊文先生)


2. 道端にころがっている石をみて不思議に思ったんですけど、石は、いったいどこからうまれるの?(山本光弘・小三)

地球のように宇宙から飛んできた星くずが衝突して熱で溶けいろいろな物質が混ざりあいます。冷えて固まったものが岩です。この岩の硬い部分が集まっているのが石です。
(地球科学技術総合推進機構  坂田俊文先生)


1. ウンコの化石って、あるんですか?友達はあるっていうけど、ウンコはすぐに土になってしまうと思うので、ぼくはないと思います。(今富伸行・10才)

あります。非常に乾燥(かんそう)した砂漠(さばく)などに昔住んでいた小さな動物のウンコの化石がたくさんあります。
(地球科学技術総合推進機構理事長 坂田俊文先生)

糞石(ふんせき)−coprolite コプロライトまたは糞化石ともいいます。ギリシャ語のkopros(糞、排泄物)からの語源です。おもに、脊椎(せきつい)動物の糞化石をいいますが、糞石学という学問分野もあります。糞石は、古生物がその時代に何を食べていたかなどの重要な手がかりを与えてくれます。たとえば、恐竜が何を食べていたか恐竜の糞石があればわかります。しかし、どの糞がどの動物の糞なのかの見きわめは、たいへん難しいです。
軟らかくても化石として残るものもかなりあり、なぜ残るのかもいまだわからない事が多いのです。糞石はにおいません。こちらに参考記載があります。
(教職・学術情報センター教職課程 猪俣道也教授)


▲上へ戻る

- 地球についての質問 -

10. 地球温暖化の原因ってどうゆうものですか? そしてどうやって防げばいいですか? (小野利奈・13才)

大気の中の二酸化炭素などの成分(これらを温室効果気体といいます)は、太陽からの熱(太陽放射)はほぼそのまま通過させますが、地球からの照り返しとして宇宙に出てゆく熱(地球放射)に対しては、大部分、いったん吸収したうえで改めて宇宙へ出すと同時に地球へ送り返します。そのため、地球表面はある程度(平均15℃)の暖かさを保ちます(温室効果)。ところが、人間が産業革命以降、石炭・石油などを燃やして二酸化炭素などを多量に大気に放出するようになり、温室効果が効きすぎるのが地球温暖化の原因です。 (地球は、太陽からエネルギー(太陽放射)をもらっています。もし大気がなければ地球は、−18度の荒涼たる惑星です。) 以上のことから、二酸化炭素など、温室効果気体が大気にたまり過ぎないようにすればよいのです。それには、石炭・石油(化石燃料と呼びます)などの燃焼による排出をすくなくすることと、森林などを増やして、二酸化炭素を吸収する作用を強めることです。実際には、国々の利害があり調整は難しいのですが、国際間で京都議定書(1997年)が結ばれ、近く実施(発効)される見通しです。
(地球温暖化研究開発センター 近藤洋輝)

9. 世界中の海から、どれくらいの量の塩ができるのですか?(岩井陸・12才)

海水は、一般的に塩分といわれるもの(塩化ナトリウム、塩化マグネシュウム、硫酸マグネシュウム、塩化カリュウムなど)を、1リットル中に約34グラム含んでいます。とくに、食塩とおなじ、塩化ナトリウムは、27グラムほどです。世界の海水は、13.5億立方平方キロ(あるいは、1.35×1021リットル)もあります。したがって、塩化ナトリウムという意味での塩分は,約3.6×1023グラム含まれていることになります。
(地球温暖化研究開発センター 近藤洋輝)


8. なんで海に波ができるの?(たまきあろは・6才)

波は、海の上に風がふくことによってできます。 風がふくと海のひょうめんがゆれます。このゆれがさらに大きくなると波になります。波には、その場でふく風によってできるものと、遠くでできた波がつたわってきたもの(うねりといいます)とがあります
(地球温暖化研究開発センター 近藤洋輝)


7. 沖縄にいって海をみたら、濃い青色や緑色、灰色など、いろんな色に見えてすごくきれいでした。なぜ色がちがうのですか。(山田好子・12才)

物にあたって反射した光を目でみたときに見える色が物の色です。太陽の光にはいろいろな色の成分がふくまれますが、水は光の青色の成分をあまり吸収しないという性質をもっています。そのため、海に入った光には青色の成分が多く残ります。その青い成分が海底や海の中の物質によって散らばって、その一部は海の表面へもどってきます。戻ってきた光は青いので、海をみると青くみえます。色のちがいは、光の強さや海の深さや海の底の色、波の強さなどによって起こります。
(地球温暖化研究開発センター 福田和代)


6.海の水がなくなっちゃうということはあるんですか?(やまねじゅんこ・7才)

海の水は、表面から蒸発して雲となり、雨や雪となって、地上に落ちてきます。陸地に降った雨は川となりますし、雪もそのうちにとけてやはり川になって、最後は海に注ぎます。だから、水はめぐりめぐって(循環して)いるので、海の水は、なくなりません。
(地球温暖化研究開発センター 福田和代)


5. 地球儀(ちきゅうぎ)はみんな、なんでかたむいてるの?(ごとうなおこ・8才)

太陽の回っている軸(じく)に平行(へいこう)ではなく、かたむいて回っているからです。地球儀はその地球のかたむきを再現(さいげん)しています。
(地球科学技術総合推進機構理事長 坂田俊文先生)


4. 地球はなにからうまれたの?(おがわひさし・7才)

宇宙にちばっている小さな隕石(いんせき)や小さな微惑星(びわくせい)が集まって出来たのです。(地球科学技術総合推進機構理事長 坂田俊文先生)





3. やわらかい石って、あるの?(ゆのきみち・5才)

石にはダイヤモンドのように堅いものやお母さんの化粧品(けしょうひん)に含まれているようなやわらかいものがあります。石は鉱物(こうぶつ)からできており、その鉱物の種類によって堅さがちがい、使い方も色々あります。例えば、ダイヤモンドはガラスを切るときに使います。また、チョークは滑石(タルク)といって、黒板に字を書くときに使います。石といっても石が作られている成分によって色々種類があるのです。月や火星の石はどんな成分からできているのでしょうね?
(教職・学術情報センター教職課程 猪俣道也)
『長瀞付近の鉱物ア・ラ・力・ル・卜』 http://www.kumagaya.or.jp/~sizensi/print/dayori/28/28_2.html

砂や泥などの固まったものから、深い地球の中で高温、高圧で固まったものまで、硬い石から軟らかい石まであります。
(地球科学技術総合推進機構 坂田俊文)


2. 地球は今よりもっと大きくなったり小さくなったりすることってあるのでしょうか。(魚谷明史・11才)

今の大きさのままでしょう。(地球科学技術総合推進機構 坂田俊文)


1. 私たちが住んでいるこの星に「地球」という名前をつけたのはなぜですか?(牧和恵・13才)

わたしたちの住んでいる地球が太陽のまわりをまわっていると考えた人がいました。コペルニクスという人で今から450年ぐらい前です。その後からガリレオという学者が天体観測などによって地球が回転しているという意見をだしました。その後ニュートンなどの学者が研究して地球が太陽のまわりを回転していると証明しました。わたしたちの住んでいる地面が大きな球体で廻っていることから「地球」というようになったのでしょう。人類が初めて「地球」が球体であるのを見たのは1961年でした。その人は最初の宇宙飛行士のガガーリンです。
(地球科学技術総合推進機構理事長 坂田俊文先生)


▲上へ戻る