■御殿山ガーデンで『青空美術館』オープン!                    品川小学校

◆映像報告を見る windows Mediaplayer
◆当日の作品紹介を見る  
◆品川小学校”あったらいいな!こんな木、あんな花”を見る

 9月30日(土)、朝9時、品川小学校の校庭に全校児童が整列。「地球にかえろう」のアカペラが、校庭に流れ、オープニングセレモニーが始まりました。

全校児童297名、今村先生に紹介されて朝礼台にあがり、品川小学校のみんなに挨拶をする「ともいき・木を植えたい」の3名。
       駅前花壇の緑化隊の活動は4年目に入り、さわやかグリーンロード、屋上緑地が完成してちょうど1年になります。今村久ニ校長先生が、「品小は木や花や草を大事にしたり、音楽と緑を大事にするこを通じて、地域の人と手をつないでいきたいと思っています。そのことを、たくさんの人に知ってほしいので、きょうは外に出て、青空美術館を開くことにしました。」と話したあと、HAND IN HAND応援隊の”ともいき・木を植えたい”を紹介。
「みんなの木」の曲が流れる中、”ともいき・木を植えたい”のかえでさん、さきさん、ゆうかさんが登場しました。朝礼台の上で、「いっしょに、緑をふやしていきましょう!」「私たちの歌をみなさんも歌ってくださいね。」と挨拶。児童代表に、CDをプレゼントしました。「地球にかえろう」とともに、品小風の「みんなの木」ができあがるといいですね。


赤や黄色に色づいた葉っぱの絵がちりばめられている『青空美術館』の看板。季節はもう芸術の秋。
手際よく会場設営を行うボランティアの方々。

  『青空美術館』の会場となる御殿山ガーデンは、学校から歩いて10分ほど。そこまでを約300名の児童が大移動。細い道をくねくね歩いていくと、木々がしげる気持ちよい遊歩道に到着。

てきぱきと遊歩道の両側にロープがはられ、学年ごとの作品が保護者や地域の大人たちを中心としたボランティアさんたちの手により展示されていきます。なんという手際のよさ。
「きょうは、おやじの会や校友会やPTAや町の方など、60名ほどのみなさんがボランティアで参加してくださいました。」と今村先生。なるほど。地域のパワー、全開!

今村校長先生は着任以来、地域の方々とのつながりを強くするために、「品小校友会」を地域の方々と作りました。
「当初4名だった校友会のメンバーも既に100名を超えているそうです。一度でも行事に参加してくださった方々には行事ごとに案内状が届きます。そういった細かい心遣いが地域とのつながりを強くしています。」と品小校友会の方がお話してくださいました。

『青空美術館』に展示されている作品は児童たちが授業時間に制作した作品です。図工の担当として4月に品川小学校に着任された長洲忠先生が2年生から6年生の図工の時間に指導されました。1年生は担任の先生が指導しました。
指導にあたった長洲先生は 「図工の時間をきっかけに、他の授業での学習でさらに理解を深めて欲しい」とおっしゃられていました。「例えば、廃品となったCDを使って作成された3年生の「リサイクル星人ミラーマン」、こうして廃品を使うことで、児童たちがリサイクルのことを学ぶ時により強い興味を子どもたちが持つでしょう。」他の先生方と連携を図りながらでないとこうした教科をまたいだテーマ作りはできないと思います。教科の枠を超えたつながりのある学習方針は、HAND IN HANDのコンセプトを様々な教科の授業に取り入れた今村先生のお考えが品川小学校に定着している証だと思いました。

製作中の「太陽と子どもの塔」。
どんな塔に出来上がるのでしょうか?
”ともいき・木を植えたい”のメンバーも
高さに驚いた太陽と虹の塔 。
昨年植樹されたクヌギの木
昨年のHAND IN HANDで植樹されたクヌギの木も 力強く育っています。

  午前中制作した立体展示のテーマは『太陽と子どもの塔』。 1年から6年までを縦割りにしてグループをつくり、それぞれのグループが「太陽と○○の塔」を制作しました。
5,6年生による事前の1時間程度の打ち合わせで各グループの作品のテーマと完成予想図が作られていました。当日は5,6年生が中心になり作業分担をして、限られた時間の中で段取り良く作業が進みました。
 塔は高学年の児童が新聞紙をまるめて色テープでまいて、くみたてていきます。そこに取り付ける小物は低・中学年が制作。協同作業です。それぞれ工夫をこらして完成した塔は、26作品!「太陽と夢の塔」、「太陽とおもちゃの塔」、「太陽と宇宙の塔」など、ユニークな塔が遊歩道にずらりと立ち並びました。

  ”ともいき・木を植えたい”は、制作している様子を見て回りました。3人が気になったのは、「太陽と洗濯物の塔」。どんな塔かと思ったら、物干し竿のような塔に洗濯物がほしてあって、てっぺんに太陽が輝いています。これなら、洗濯物はよくかわくね。
3メートルぐらいの塔の先にかわいい虹がついている「太陽と虹の塔」には、みんな、びっくり。「ながーい!」   

3人は、今村校長先生にもインタビュー。
木を植えたい:「なぜ、青空美術館をしたのですか」
今村校長先生:「品小は緑と花のいろんな取り組みをしてきました。そのことを地域の人におしらせしたいと思ったからです」
木を植えたい:「緑化隊は、今年はどんな活動をしているんですか」
今村校長先生: 「駅前花壇の種から花を育てて、それをまた、まくという活動をしているんですよ」

 品川小学校は、緑の活動を通して、地域とつながって(ハンドインハンド)います。緑と子どもを地域の人たちみんなで守り、育てていこうとしています。今回の青空美術館に参加して、小さな活動が、先生たちの熱意と創意で丁寧に積み重ねられていることを感じました。さわやかグリーンロードに昨年植えられた「クヌギの木」は、確実に小さな年輪の輪をふやしています。品小の子どもたちとともに。


あったらいいな!こんな木、あんな花
当日は昨年3年生(現4年生)が描いた”あったらいいな!こんな木、あんな花”も展示されました。