カレー・リーフ Curry Leaf
Murraya koenigii


名前
別名はカリー・リーフ・オブ・インディア、カリー・ブッシュ、カリーリーフです。和名はナンヨウザンショウです。


特徴
ミカン科の常緑の木です。葉は鋸歯があり互生し、二回羽状複葉となります。その葉をこすったりつぶしたりするとねばりつき、柑橘系の芳香がします。茎や幹の部分は一年目は緑ですが、二年目になると茶色の地肌に白っぽい点が一面にあらわれ、樹皮にも香りがあります。初夏の頃に花茎が立ち小さな白い五弁の花が円錐花序となります。花の香りは甘く心地好い香りで、精油も抽出されます。花の後には黒青色の果実が実り、花とともに食用になります。



葉はもむと柑橘系の香りがする

原産地と栽培と歴史
熱帯アジア原産で、森の中などに自生しています。原産地では生け垣や境に植え込み、庭にも植えられています。
苗はハーブ専門店などにまれにありますので、問い合わせると良いでしょう。


薬効と楽しみ方
乾燥すると香りが薄れるので、葉を生の状態で料理に使用します。煮込み料理に加えたり、炒め物に加えたりです。葉のほかに樹皮や根が強壮薬として使用されます。

育て方
日当たりと水はけの良い肥沃な土壌を好みますが、耐寒性がありませんので、鉢植えにして霜が降りる前に室内の窓辺にとりこみます。冬の間グリーンインテリアとして楽しむことができます。花が咲き始める頃には新しい葉が次第にしっかりとした一人前の葉に育ちます。そのころには前年の葉は少し黄色くなり、その役目を果たしたような状態になり、最後には葉柄を引っ張るとポロッと取れます。いかにも新旧交代という感じです。挿し木は5月から9月頃に行いますが、花のない枝または花後新枝が堅くなった頃に行うと成功します。



鉢植えで育て冬は室内にとりこむ
根元のヒポエステスやスミレは
この後短く剪定した。

参考文献
■『ハーブ大百科』 デニ・バウン著 1997年 誠文堂新光社
■『香りと花のハーブ図鑑500』 主婦の友社

写真・文

桐原春子(ハーブ研究家)

桐原春子オリジナルホームページ
http://www.geocities.jp/haru87herb/

桐原春子さんのビデオはPLANT A TREE〜SHOPPINGでお買い求めいただくことができます。

1.セージ 2.ラヴェンダー 3.ミント 4.センティッド・ゼラニウム
5.ローズマリー 6.アカンサス 7.ハウスリーク 8.コモン・タイム
9.アポセカリズ・ローズ 10.ボリジ 11.ライム 12.ジャパニーズ
ハニーサックル
13.コーンフラワー 14.レモングラス 15.ホップ 16.マートル
17.カルダモン 18.ナスタチウム 19.キャロブ 20.スイート・バジル
21.セイクリッド・ボー・ツリー 22.デージー 23.アロエ・ヴェラ 24.チャーヴィル
25.カレー・リーフ 26.イランイラン 27.アガヴェ 28.サントリナ