※上部メールマガジンタイトル画像部分をクリックしていただくと大寒の解説をご覧いただけます。
また、グレー部分からそれぞれのサイトをご覧頂くことができます。


□■もくじ
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    ・”人と人、人と自然のコミュニケーション”あれこれ(勝田 祥三より)
    ・雑感彼是
    『日本人に、「アメリカ」がいっぱい。日本人に、「ニッポン」が足りません。』   
    ・読者のコーナー
    ・お知らせ(事務局便り)

□■”人と人、人と自然のコミュニケーション”あれこれ 
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◆1月20日(土)は大寒。(「だいかん」と読みます。「たいかん」と読むより数倍寒そうに感じます。)1月20日(土)より2月3日(土)節分の日までが大寒の節気です。(三冬の晩冬にあたります。)日本列島は寒さの底、多くの場所で最低気温が記録され、一年中で寒さがもっとも厳しい時季。

大寒 「二十四節気」のコーナーより、冬至の風景を動画でお楽しみいただけます。

←「大寒」の映像を見る
大画面でお楽しみになられたい方は、インターネットテレビ
”ともいき”
「二十四節気日本」よりご覧ください。
(小画面:ADSL対応)(大画面:光通信対応)

*寒の入り(小寒・1月6日)から数えて今年の大寒は15日目にあたり、いろいろな寒稽古も行われます。沢は凍りついていますが、蕗の花が咲き始め、鶏が卵をかえし始め、春はもうすぐ間近に迫っています。南国からは柳の芽吹きの便りが届けられ、大寒も終わりに近くなると海に近い暖かい地方では梅の便りも聞かれるようになります。晴れた日の美しい夕茜(ゆうあかね)は、春の近いことを告げています。

*今年の冬は地球規模の暖冬傾向ということですが、大寒の東京は、とても寒い朝でした。しかし例年よりも早く私の家の鉢植えの福寿草が光沢のある黄色い花ビラを見せ始めています。もうすぐ開花でしょう、昨年より2週間ぐらい早めです。

*福寿草はキンポウゲ科の多年草で、アジア東部の各地に自生します。縁起のよい名にちなんで、正月用の花として早咲き栽培し、実南天や薮柑子などとともに寄せ植えした鉢物も店頭で売られています。「元日草」の別名はそれゆえです。明るく開いた花は、新年の希望に満ちた人々の心を弾ませてくれます。

*名前からして縁起の良い植物で、正月を祝う花として元日草ともいう福寿草は、花の乏しい一番寒い時季に冬の日を存分に吸って、ふくよかな光沢のある黄色い花をつけます。(花色は普通黄色ですが、紅や白もあります。)可憐な花の姿は、まるで小さな人形が身を寄せ合ったり、仲の良い家族同士がもたれかかっているようにも見えます。(紅や白の福寿草を見たことがありますか。)

ホームページ内、「季語について」では、「福寿草」や「寒の内」などのほかにも多くの季語を紹介しています。是非、ご覧下さい。


*テレビのニュースは、地球規模の暖冬を知らせています。
Tシャツ姿で歩くニューヨーカー達、ニューヨーク市内では桜が開花、雪のないモスクワの冬を嘆くモスクワの人々、またフランス・パリでの暖かい冬の毎日、気象庁によると、原因は昨秋から進行中のエルニーニョ現象のほか、地球温暖化の影響や、十年から数十年周期の中長期的な自然変動と分析しています。

*二十四節気七十二候より大寒の節気を説明すると、(本朝七十二候より)初候(七十候・1月20日から1月24日)は、寒さ厳しい中に、蕗がそっと蕾を出す時季、次候(七十一候・1月25日から1月29日)は、氷が厚くはりつめる時季、末候(七十二候・1月30日から2月3日)は鶏が春の気配を感じ卵を生みはじめる時季ということです。(一候は5日間)

*寒土用(かんどよう)
二十四節気以外の節、「雑節」のひとつです。1月17日(水)(土用の入り)より2月3日(土)(土用の明け)までが寒土用です。土用というと今では、夏だけが知られていますが、年に四回四季にあります。立春、立夏、立秋、立冬前のおのおの18日間が土用ですから、その季節が極まった時季ともいえます。寒土用は冬の土用であり、大寒の時期とほぼ重なり、寒さも極まりの候と言えます。(18日間で寒土用が明け、春が始まります。年四回四季の土用を復活させ、季節の移り変りを味わうのもいいものだと思いますが。

*冬牡丹(ふゆぼたん)
牡丹は初夏の代表的な花ですが、春にできた蕾を摘み、8月に葉を切り取り、第二の蕾を発育させ、晩秋から晩冬にかけて咲かせるのが冬牡丹です。暖かいところに植え、藁などで霜囲いをしますと、やや小振りの白、紅、紫などの花を付けます。藁の霜囲いに雪を被くその下から牡丹の花がのぞく風情が好まれています。

◆2月3日(土)は節分、雑節のひとつです。節分とは、本来、二十四節気の気候の移りかわる立春、立夏、立秋、立冬の前日の総称です。(「せち分かれ」ともいい、その名のとおり季節の分れ目をいいます。)それがしだいに立春の前日の年越しの夜を指すようになりました。二十四節気は立春から始まり、大寒をもって、一巡しますが、その大寒の最終日が「節分」であり、新暦の2月3日(土)にあたります。翌日が立春なので、待ちに待った新しい春を迎える喜びに浮き立つ気分です。この夜、邪気を退散させるために、家々では戸口や窓に、焼いた鰯の頭と柊の枝を差したり、鬼打ち豆と称して炒った大豆を撒き、また自分の年の数だけ豆を食べる習慣があります。(伝統行事が廃れていく中で、節分の豆まきは健在です。)

*「鬼は外」「福は内」は厳寒の日本の風物詩であり、子どもの頃の楽しい思い出のひとつです。しかし昨今の都市圏の集合住宅ではそれもままなりません。また、神社やお寺でも、その年の干支生まれの年男たちが、集まった人々を前にして豆まきをしたりします。

*「明日が立春」というこの日は新しい春が始まる大晦日、いわば年越しの日でもあり、年神さまをお迎えして新しい年の吉運を願うお正月と同じことです。

*この豆まきの風習は、中国から伝わった「追儺(ついな)」の儀式に由来すると言われています。追儺は「鬼やらい」とも言い、疫病や災害、陰気や寒気といったものを鬼に見立てて追い払う行事で、中国では紀元前三世紀の秦の時代にすでに行われていたそうです。そしてこの時代には豆を撒くのではなく、桃の弓や葦(あし)の矢、矛と盾などで鬼を追い出したと伝え聞きます。日本へは遣唐使によってもたらされ、疫病の流行で大量の死者が出た時、当時の文武天皇がこの追儺を行ったのがはじめとされています。その後しだいに民間に広まり、いつしか豆まきの行事として定着していったのです。

*豆を撒くのは、本来、その家の主人または年男の役目でした。
豆を升に入れて、あらかじめ神棚にあげておき、日の落ちた夕刻から跡取り息子を従えて「鬼は外、福は内」と言いながら家中に豆を撒きます。撒く時は、窓を開け、鬼を追い出すように家の奥の方から外へ向かって撒きます。(暖房もほとんどない時代、庶民たちが冬を乗り切るのは、たいていのことではなかったと思います。しかも冬は生命力が衰え、作物もとれない。ひたすら暖かく生命力にあふれた春を待ち望む気持ちが、明日から春という節分の日に、冬の時代のいっさいの嫌なものを「鬼」として追い出したかったのでしょう。)

*家長、年男、跡取り息子といった感覚が薄れた現在では、女性も含めて家族総出で豆を撒く楽しい行事となっています。

*豆まきの豆は「福豆」と呼ばれ、生の豆を煎ったものですが、豆の煎るの「いる」は、矢を射るの「いる」と同音で、煎ることによって「邪気をやっつける」との意味を持たせたのではないでしょうか。

*今年こそ、2月3日は暫くぶりに、ご家族で大声をあげて「福は内、鬼は外」をやって、新しい春をお迎え下さい。
伝統行事が廃れていく中で、残しておきたい行事のひとつです。どのような節分になったかお知らせ下さい。楽しみにしております。

◆あなたの“ぼくの木、わたしの木”は元気ですか。コミュニケーションはとれていますか。よ〜く、冬の木を観察して下さい。私からの伝言として、「あと15日で春です。冬の寒さに負けずに頑張って下さい」とあなたの“ぼくの木、わたしの木”にお伝えください。

*春になったら青々と萌え出す芽、今は寒さに耐え、休眠、越冬しています。冬芽の様子をよ〜く観察して下さい。

*葉がついている時は見えにくい落葉樹の枝の様子も、よ〜く観察して下さい。木によって大分違いがありますよ。

◆NPO PTPLのホームページの表紙からご覧いただける”二十四節気”の解説のコーナーに新たに”七十二侯”、”雑節”、”節句”そして”国民の祝日”を記載しました。
あなたの日常の生活に役立てていただけたら幸せです。
二十四節気のコーナーを是非ご覧下さい。

◆雑感彼是

 “日本人に、「アメリカ」がいっぱい。
  日本人に、「ニッポン」足りません。 ”


 この二行の文章について、いろいろと考えてみて下さい。
 御意見、御感想を、お待ちしております。

  
※雑感彼是のバックナンバーはホームページ内「メールマガジン」のコーナーにてご覧いただけます。また、皆様のご意見・ご感想を事務局までお寄せ下さい!
http://www.plantatree.gr.jp/magazine/index.html

勝田祥三の最新エッセイ
『”ともいき”という思想、”ともいき”という生活観』を掲載しました。
→是非お読みください。

□■読者のコーナー:
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このコーナーは、メールマガジン読者の皆様から寄せられたお便りを掲載させていただくコーナーです。いただいたお便りはスペースの都合上一部省略や言い換えをさせていただくことがあります。ご了承下さい。ホームベージを見た感想、PTPLタイムズを読んだ感想、メルマガを読んだ感想、普段の生活の中でふと感じたこと、身の周りの様々な出来事、楽しかったこと、不思議なこと、いろいろお寄せ下さい。
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                            静岡県清水区 MSさん
先日、ライブカメラで、西日を浴びた富士山と雲がとても美しく、暫くの間、見蕩れてしまいました。日本人にとって、富士山はやはり心の故郷ですね。
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                            神奈川県横浜市 ZSさん
ブータンという国について、特にGNH(国民総幸福)が重要であるというブータンの国王について、もっと知りたいというお便りを事務局に出したところ、早速ご返事をいただき、ありがとうございました。
2、3週間後には前世界銀行副総裁の西水美恵子さんの取材の記事を掲載していただけるよし、首を長くして待っております。
政治家のみなさんにも是非、読んでもらいたいものですね。
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                            鳥取県大山町 NMさん
富士山ライブカメラ私は富士山ライブカメラと、おらが富士である大山をよく見ます。大山は見る角度により“おらが富士”そのものです。大山は、伯耆富士(ほうきふじ)とも出雲富士とも地元では呼ばれています。全国には、いくつの“おらが富士”があるのでしょうか。(“ともいき”の富士山と雲の冬が大好きです。)

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                            東京都八王子市 TMさん
私はNPO PTPLに刺激を受け、旧暦に興味を持ち、ホームページの「二十四節気とは」を毎日見ています。二十四節気について、七十二侯について雑節節句について、和風月名についてなど。本当に奥深い自然、人間に多大な影響を与えている自然、“人と自然のコミュニケーション”の大切さを知りました。昔の日本人が自然のめぐみと、自然からの知恵を有効に使って生活していた姿が偲ばれます。
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                            東京都国立市 ATさん
ベランダの鉢植えのスイセンが見事に咲きました。
黄色の花と葉の緑の取り合わせが美しく、娘が毎朝、花が開くまでじっと見守っていました。チューリップの球根も去年、鉢植えしましたが、どのように咲くか娘は毎日観察しているようです。どんな小さな自然でも身近にあるということは精神的にとても良いことです。これからも、旬の花を育てていこうと思っています、勧めていただける花はありますか。
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                            東京都あきる野市 KKさん
大寒。一年でもっとも寒い時季の到来です。さすがに春の兆しはまだ全く感じられませんが、大寒が過ぎ、立春になり、雨水の頃になるともう春。待ち遠しいですね。
家の庭では福寿草が花を開き始めました。木々の新芽もじっと寒さに耐えているようです。今年はどんな花を植えようか、チョウチョや虫たちにも来て欲しいし、鳥にも来て欲しいし、いろいろ考えていると春を待つのが楽しみです。
ライブカメラでPTファームを見ると、雪が少々積もり、去年より少ないようです。今年は暖冬なのかしら。
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                            東京都世田谷区 KUさん
私の住んでいる近所に、椿の生け垣の家があります。赤と白の花がとてもキレイ。たくさん咲いています。寒気にめげず咲く椿の花は生命力の強さを感じます。特に真っ赤な花と緑の葉のつややかさは人を引きつけます。ご主人に声をかけ、赤と白の椿の小枝をもらい、家にもどって花瓶にさし玄関に置きました。玄関がとても明るく感じました。夜、主人が帰ってきたら何というでしょうか。
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                            神奈川県厚木市 EKさん
家の近くの公園に久し振りに行ってみました。寒さに耐えている冬木の芽が、とても目立ちます。
今年の第3回H in Hでは子供達と、この公園に橙の木を植えてみようと突然考えました。近所の園芸店で橙の苗木が手に入るのか、何年位で実をつけるのかなど、橙について図書館に行って調べるつもりです。何年後の新年のお飾りに使えるようになるのか、考えただけでも楽しみです。
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<私の文学散歩いろいろ、植物と賢治、太宰、牧水・・・>
お正月の3が日は公認の朝から酒が飲める。牧水も太宰も大の酒好きとは去年勉強したばかりのこと。そして4日は運動不足解消に多摩湖まで約7km家族で散歩に。コースは私にとって10年来の早朝ジョギングのコース。鎌倉街道―九道の辻―狭山・境緑道を西へ空掘川を渡り、東村山浄水場脇―途中の話題は日の出や富士山の見どころ、樹木や鳥の話。
コース沿いのサザンカの香りを楽しみながら、ハナミズキやサンシュユの蕾の形を話したり、気がつけば多摩湖東の狭山公園の林。昼前の穏やかな日ざしの中、トチノキ、トウカエデ、スズカケノキなどの落ち葉の中を歩きながら2年間の文学講座を振り返ってみた。
冬枯れの林を通して土手の上を早朝の星空を背景に走る西武鉄道多摩湖線の電車が行く、早朝ジョギングで出会った風景、これが「私の銀河鉄道の夜」の原点。タイミングよく中大の公開講座「宮沢賢治・銀河鉄道の夜」が目にとまったのは2年前。年間20回いろいろな視点から勉強した。物語の初めに登場するカラスウリの赤い実は去年も大晦日まで我が家の玄関に。「雨にも負けず」「羅須地人協会の活動」などを知りますますファンになった。
去年は太宰治の「人間失格」をやはり20回にわたっての詳細な講義を楽しんだ。玉川上水で入水自殺をしたことと書名しか知らなかったが短い生涯で沢山の活動をしていた事に驚いた。最終講義資料の評釈にS10-11年滞在した太宰の好きな船橋を引き上げるときの場面が出てきた。「〜たのむ! もう一晩この家に寝かせて下さい。玄関の夾竹桃も〜庭の青桐も僕が植えたのだ〜」。太宰にも『僕の樹、私の樹があったんだ!』 と思わず嬉しくなった。それにしても癖のある、丈夫な植物を好きだったんだなぁー、と感心もした。
公開講座が縁で渡部芳紀先生(中央大学文学部教授)と知り合い、小平市内での出張講演をお願いしたのは「若山牧水と旅」(昨年11月小平図書館友の会主催)。日本中の文学者ゆかりの地を訪れている先生のレジメと写真はとても1回では語りつくせなかった。
牧水は沼津市の千本松原の近くで生涯を終わったという。その千本松原が現存しているのは、松林伐採の話があったときに牧水が、今流に言えば市民活動? 反対運動をして現在の景観が残ったという。(千本植えたのは乗運寺のお坊さん)

   聞きゐつつ 楽しくもあるか 松風の
      今は夢とも うつつともきこゆ (乗運寺 若山牧水歌碑)
以上、植物好きと言われる私の視点から思い出を書いてみました。
次の文学散歩は?
    うすべにに 葉はいちはやく もえいでて
       さかむとすなり 山ざくら花  (湯ヶ島 若山牧水歌碑)


□■お知らせ(事務局便り)
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◆いつも、いろいろなお便りや感想文などをいただきありがとうございます。
  "ともいき"という生活観を啓蒙していくためにも力強い仲間、同志が必要です。
  ”人と人、人と自然のコミュニケーション”の大切さの理解者、支持者が少しでも増えることを祈願しております。

◆事務局では、この度会員制度の見直しを行いました。ホームページ内「会員募集のお知らせ」をご覧下さい。

鳴沢村のPTファームは5月まで閉園です。ライブカメラで冬の富士山、雪のPTファームをお楽しみください。なお明け方、夕方のPTファームの現場音も楽しめますのでお試しになって下さい。

◆どうしても閉園中、雪のPTファームに行ってみたいという方、事務局に連絡して下さい。できればお世話させていただきます。

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