「かえで」 - 長野県池田町大峰高原
長野県・大峰高原に立つ一本のオオカエデ。
雪が降り、雪の大地が陽を溶かし、新緑が目覚め、雨が緑を洗い、やがて七色へと変わって行く。
そして紅葉した葉は落ち、また冬の静けさに戻る。
地元の人々が『七色もみじの大木』と呼ぶ立派なこの木を、一年・二十四節気に渡って見守る映像叙事詩。
「たな田」 - 滋賀県大津市仰木
長滋賀県大津市・仰木にある馬蹄型のたな田。
冬を越した土壌は養分を蓄え、その濃さを増してゆく。
桜が咲く頃、田には水が入り、苗が植えられる。
めぐみを受けた緑のじゅうたんの上を風がよぎり、秋になると稲穂はその頭をたれる。
そして桜が紅葉し、比叡おろしは再び里に冬を告げる。
失われつつあるこの日本の原風景を、一年・二十四節気に渡って見守る映像叙事詩。
「柿の木」 - 福井県丹生郡越前町血ヶ平
福井県越前海岸 ─ 日本海に面した小高い丘にある樹齢100年以上と言われる柿の老木。
冬、日本海は荒れ、寒風と共に雪が舞い上がる。
ギリシャから、渡り鳥により運ばれたといわれる群生する水仙が開花し、やがて葉は枯れ、球根に養分を蓄える頃、柿は新芽を育む。
夏、日本海は鏡のように動かない。
入道雲と蝉の声で柿の実が顔を出してくる。
秋、紅葉の頃、大地に帰る渡り鳥が枝でつばさを休め日本を去る頃、水仙は芽を出し、柿はいい色に熟しはじめる。
「八ヶ岳」 - 長野県南佐久郡南牧村大字海ノ口
長野県海ノ口牧場 ─ 八ヶ岳最高峰赤岳を望む位置にある。
緑のジュウタンの中、一本のヤエガワカンバの背景に、雪を頂いた八ヶ岳の連山が広がる。
八ヶ岳より雪と寒風が裸のヤエカワカンバの枝をゆるがし、雲が空を渡る。
一面の白いジュウタンの下から枯れた草が顔を出し、徐々に緑の大地に変わる。
赤岳の山肌が雪をぬぐ頃、コブシの花が春を告げ、高原は緑一色となる。
梅雨、ヤエガワカンバは自らの葉の重みで枝はたわみ、草はコシまで伸び牧草として刈られる。
蝶が舞い、モグラが顔を出し、高原は紅葉をはじめ、やがてヤエガワカンバの葉は落ち、赤岳に雪を頂くと共に急速に冬景色となる。
「二十四節気」
日本には「何月何日というデシタルな暦とともに、「立春」とか「清明」「白露」などの美しい言葉で示される「二十四節気」という暦があります。
四季に恵まれたこの国では、「二十四節気」によって、自然の再生循環と季節の移ろいを身体全体で感じ、 自然との共生をしてきたのです。
「富士山と雲」
気高き富士山の美に魅せられて・・・・
今日も、昨日も又明日も魅せられて、魅せられて、魅せられて
(社)JPS日本写真家協会会員:
竹内トキ子さんのHP
富士山を、世界遺産に。
「富士山〜鳴沢村より望む〜」
山梨県南都留郡鳴沢村
鳴沢村より望む'富士山'の一年の移ろいを、 '富士山'に'魅せられて、魅せられて、魅せられて、'活動する自然に恵まれた日本の象徴'富士山'を、同一のアングルで定点観測し、 富士山の一年・二十四節気の表情をとらえた。
冬、日本海は荒れ、寒風と共に雪が舞い上がる。
一瞬の赤富士、流れ行く雲、光、鳥のさえずり、初環雪、…… それは、我々日本人が忘れかけていた移ろいの'富士山'。二十四節気・定点観測……… それは、失われつつあるこの日本の原風景を、 一年・二十四節気に渡って見守る映像叙事詩。
富士山を、世界遺産に。