「富士山」逸話あれこれ

30. その昔、阿蘇山は富士山より高かった!

 

 いま日本でいちばん高い山といえば富士山だが、長い歴史のなかでは、富士山より高い山があった可能性が高い。それは、世界一のカルデラ火山、阿蘇山(阿蘇富士とも呼ばれています)だ。
 阿蘇山には広い外輪山が連なり、そのなかに直径17~25キロのカルデラがある。このカルデラ部分に、かって巨大な山があったとみられているのだ。
 阿蘇山は、噴火によって盛り上がり、いったんはかってない巨山に成長したが、爆発を繰り返すうちに内部の溶岩が大量に流れだし、中央部が空洞になってしまった。そして、山は自らの重みに耐えきれなくなって崩壊、陥没してしまった。その陥没跡がいまのカルデラ、外輪山は勝手の巨山の裾野の一部というわけである。
 それでも、最高標高1506メートルもあるのだから、太古の阿蘇山はいかに巨大だったか・・・・・富士山を十分に上回ったと推定されるのだ。

(河出書房新社「雑学の日本地図300連発!」より)

 

 

 

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