「もう二度と、この番組をきかないで」 〜私たちのきくことのできない特別な音楽番組「カントリーボーイ」〜
3月3日にはご自宅に訪問、3月20日には収録現場に行き、ディスクジョッキー(以下、DJ)ロージーこと佐竹えり子さんとはいったい何者なのか?そして、何をされている方なのかを取材させていただきました。 Q、DJ、ロージーさんは何者??? DJロージーさんこと佐竹えり子さんは、東北の中心都市、仙台市の南隣に位置する名取市の割烹「いろはや」の若女将を務めながら、保護司、そして「カントリーボーイ」と言うリクエスト番組を届けているパーソナリティ。 「割烹とDJ?」と思う方がいるかもわかりませんが、ロージーさんは割烹を営む佐竹家に嫁ぐまで、東京と仙台をまたにかける人気DJ&パーソナリティ、ロージーとして活躍されていました。 さて「カントリーボーイ」という番組ですが、実はわたしたちには聴くことができない特別な番組で、 「なぜ特別なのか?」といえば、毎月1回、最終日曜日の夜の1時間、仙台市にある東北少年院、同じく青葉女子学園、青森県の青森少年院(青森は2カ月に1回)において、犯した過ちを反省し、立ち直っていくために日々更生している子供たちからのリクエストやメッセージを紹介し、少年達にエールを送る番組だからです。
「もうこの放送をきかないで」とメッセージを送るDJロージー。 既に放送されたカントリーボーイの一部です。お聞きください。(4分45秒)
Q、少年院と少年犯罪については??? 東北少年院も青葉女子学園も、それから青森少年院もそうですが、矯正保護施設であり、訓練校。当然広いのだが殺風景。子供たちはいろいろな訓練をする分、資格を取得できるメリットはあるといいます。 ただ更生を目指す子供たちには、院内にいるときは先生や教官などがフォローしてくれるのですが、出院し、社会に出てしまうと家族はいるけれども、やはりフォローしてくれる様な社会環境は少ない。ゆえに、トラブルがあるとまた(少年院に)戻ってしまうそうです。その少年院再入院数は16.7%。 二度三度と少年院に戻ってきては、また出て行くという子たちが約5人に1人ぐらいいるというのが現実ですが、それでも少しづつは減ってきているといいます。 そして出院を願いつつも、社会に出たときには自分たちの様な存在に対しての社会の目に不安を感じている子供たちが多いといいます。しかし一歩、一歩進んでいく以外に道はなく、また少年院は刑務所と違って、刑期は終わっても本当に出院できるわけではありません。親御さんなど引き取り手がいないと、実は院から出られないのが少年院なのです。 Q、ロージーさんの思い。そして子供たちの償いと望みは・・・そして夢 最初にもふれましたが、ロージーさんは「もう二度と聞かないでね。」と伝えています。 小さな力だけれど、それだけが伝わればいいと思っているといいます。 そして、とにかく再犯をせず、自分だけではなく被害者の方のために、反省し、自分の心に悔いて、それをバネに立ち上がること、そして更生していくことこそ、本当の償いだとロージーさんはいいます。