『 ごあいさつ』
 今度、“言葉の芽”を担当させていただく、ブックドクターのあきひろ、といいます。
 はじめまして。
 僕の仕事は、日本中の子どもたちに絵本を読みにいったり、心が傷ついたり、悩んでいる人たちに本を紹介したりしています。
 その本を読んでもらって、どんなことがおこるかというと、その一冊の本のおかげで、あー不思議!? それまで悩(なや)んでいたことが「なーんだ、そうだったのか」と気がついたり、わかったりして、心がまた元のように元気になります。
 本ってすごいでしょ。心につけるおクスリみたいでしょ。
 では、なぜ本が心のおクスリになるのか。
 それはね、本の中にはたくさんの言葉(ことば)が生きているからです。
 言葉を一つの種と思ってください。
 土の中に、あさがおの種をうえます。
 水をかけ、
 光をあび、
 また水をかけ。
 すると、ある日、
 土の中から
 芽が出てきます。
 その芽(め)がでれば、あとはあさがお自身が
 自分の力(ちから)でグングンのびて
 すてきな色の花を咲かせます。
 これを本におきかえると、
 つまり、こうなります。
 一冊の本(種)を、あなたの心(土)にまくと、
 ページをめくって(心に光をあびたり)します。
 すると、その一冊の本の中にかいてあった(生きていた)
 言葉の芽がプクッとでてきます。
 あとは、その芽をあなた自身の手で、グングンのばし、
 そして、あなた色の、あなただけの形の、
 すてきな花{人生の華(はな)}を咲かせることになるでしょう。
 僕は仕事がら、いろんな地区にいきます。
 すると、いろんな地区の言葉の芽や出会いの芽や、いろんな芽をもらいます。
 それを、この“言葉の芽”ホームページを通して、次なる芽になったり、新種の芽がみつかったり、日本人の言葉の粋なところ、鋭いところ、あったかいところ、なによりもおもしろいところを感じてほしいなぁと切にねがっています。
 これから、いろんな“話の芽”をもってきますので、たのしみに待っていてください。
 では、今日はこのへんで。
 ごあいさつなので・・・。
 
  ブックドクター・あきひろ