屋久島の植物分布
次の図(B)は屋久島全体で植物がどのように分布しているかを表したものです。島の中心に向かって標高が高くなっているので、生育する植物も変動していることがよく分かります。
それでは山の様子をみてましょう。
島の北西に位置する国割岳(標高1,323m)です。標高によって変わっていく植物分布の様子がよく分かります。 この展望場所は絶好の観光スポットになっています。
世界自然遺産に指定されている地域を走る西部林道です。 亜熱帯植物のガジュマルやアコウが見られます。屋久島はガジュマルが自生する最北端の地です。
西部林道にある瀬切川から西海岸を望んだ景色です。海岸近くから山がそびえたっているため、海の青さと山の緑のコントラストは絶景です。
九州で一番高い宮之浦岳(標高1,936m)と永田岳(標高1,886m)です。森林が生育できる限界のところに厳しい自然環境に耐えて背が低いヤクスギなどの針葉樹と広葉樹が見られ、それより高いところにはヤクシマダケやヤクシマシャクナゲなどが生育しています。